nanacoには、1回にチャージできる金額や1日にチャージできる金額と回数に制限が設けられています。
チャージ方法によって異なりますので、高額な税金や公共料金などの各種支払いにnanacoを利用したい場合は、チャージできる金額と回数を知っておくと便利なのでご紹介します。
チャージ方法には、現金やクレジットカードでnanacoにチャージする方法があります。
この記事では、ポイントが貯まるクレジットカードでのチャージについてご説明します。
オートチャージ機能もありますが、セブンカードシリーズ以外のクレジットカードでは設定できませんのでここでは省略します。
ぜひ最後までお読みください。
※ iPhone利用者向けの記事となっております。ご了承下さい。
この記事で分かること
- 1枚のnanacoにチャージできる金額と回数の制限
- ApplePayでチャージするのがおすすめの理由
そもそもクレジットチャージとは?
クレジットチャージとは、必要なときにそのつどクレジットカードでnanacoへチャージ(入金)することを言います。
クレジットカードでチャージする場合は、現金でチャージする場合と違い、利用制限があります。
1か月でチャージできる金額と回数に上限が設けられており、これを超えるとクレジットカードでチャージができなくなります。
また、1回あたりのチャージ可能な金額にも制限があります。
そして、ややこしいことにクレジットカードでのチャージ方法にはいくつか方法があります。
「nanaco会員メニューからチャージする場合」や「nanacoアプリからチャージする場合」、そして「ウォレットアプリからチャージする場合」の3種類方法があります。
それぞれのチャージ方法によって制限が異なり、まとめると以下のようになります。
会員メニュー クレジットカード | nanacoアプリ クレジットカード | nanacoアプリ ApplePay | ウォレットアプリ ApplePay | |
---|---|---|---|---|
残高上限額 | 5万円 センター預かり含めると10万円 | 5万円 | 5万円 | 5万円 |
1回あたりのチャージ可能金額 | 5,000円以上 1,000円単位で30,000円まで | 1,000円以上 1,000円単位で30,000円まで | 1,000円以上 1,000円単位で30,000円まで | 1,000円以上 1円単位で 30,000円まで |
金額制限(1日) | 3万円まで | 3万円まで | 3万円まで | 3万円まで |
金額制限(1か月) | 20万円まで | 20万円まで | 20万円まで | 20万円まで |
回数制限 | 1日1回 1か月10回まで | 1日1回 1か月10回まで | 1日4回 1か月25回まで | 1日4回 1か月25回まで |
利用開始 | 事前登録完了後の24時間経過後 | 事前登録完了後の24時間経過後 | 即時 | 即時 |
チャージ利用制限まとめ:RAN作成
nanacoお問合せセンターにて確認(2023年7月27日)
おすすめはウォレットアプリからApplePayでチャージする方法です。
iPhoneからしかチャージができません。
私もウォレットアプリからApplePayでチャージしています。
それでは、それぞれのチャージ方法を詳しく見ていきましょう。
nanaco会員メニューからチャージする場合
nanaco会員メニューからクレジットチャージする場合は、クレジットカードでのチャージのみとなります。
クレジットカードでチャージするためには、クレジットカードの事前登録(本人認証サービスに登録済のクレジットカード)が必要となり、事前登録完了後の24時間経過することでチャージが可能となります。
nanaco会員メニューから登録する必要があり、初回のみ手続きが必要です。
新規にnanacoカードを店頭で発行した場合は、事前登録ができるようになるまでには入会から10日後以降となっているため注意が必要です。
nanacoカードをWEBで申込すると発行から4日後の朝6時以降に登録することができます。
新規にnanacoを作成して即時に利用したい場合は、nanacoアプリかウォレットアプリで発行し、ApplePayでチャージするとすぐにご利用ができます。
2024年7月時点で、登録ができるクレジットカードは、次の「セブンカード・プラス」と「セブンカード」のみとなっています。
- セブンカード・プラス【一体型・紐付型】
- セブンカード・プラス(ゴールド)
- セブンカード
- セブンカード(ゴールド)
注意セブンカードは2014年4月末で新規発行の受付けを終了しています。
2020年3月12日からセブンカードシリーズ以外のクレジットカードでは、nanacoへのチャージ方法として新たにクレジットカードを登録することはできません。
また、「セブンカード」の新規入会は現在行っていないため、カードを持っていない人がnanacoへのクレジットチャージに使えるのは「セブンカード・プラス」のみとなります。
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「セブンカード」はnanacoにチャージした際、ポイント付与対象外となっているため、注意が必要です。
ポイントを獲得できないと、現金でチャージしているのと変わりませんからね…
Q nanacoクレジットチャージを利用すると、クレジットカードのポイントはたまりますか?
出典:電子マネー nanaco【公式サイト】
A 回答
<セブンカード・プラスをご利用の方>
クレジットチャージ200円につき1nanacoポイントが付与されます。前月16日~当月15日までのご利用分のポイントは、翌月5日にセブンカード・プラスご利用分のポイントとして付与されます。
<セブンカードをご利用の方>
ポイント付与対象外
2020年3月11日以前に登録したクレジットカードについては、セブンカードシリーズ以外のクレジットカードでも継続してnanacoへチャージができます。
注意一度でも設定を解除すると、再登録はできませんのでご注意ください。
nanaco会員メニューからチャージする場合の制限は次のとおりです。
- チャージ上限額:50,000円(センター預かりを含めると100,000円)
⇒クレジットカードでチャージするとセンター預かりに入金されるため、残高確認が必要となりますが、1枚のnanacoで10万円までチャージすることができます。 - 1回あたりのチャージ可能額:5,000円以上1,000円単位で30,000円まで
⇒最低チャージ金額が5,000円以上というのが少し気になるところです。 - 金額の利用制限:1日3万円、1か月20万円まで
⇒どの方法でも変わりません。 - 回数の利用制限:1日1回、1か月10回まで
⇒1日1回しかチャージができないため、チャージする金額には注意が必要です。 - 利用開始:事前登録完了後の24時間経過後
⇒利用開始するためにはクレジットカードの事前登録が必要であり、登録後24時間経過しないとチャージができません。
長々と説明してきましたが、まとめると以下のとおりです。
- 5万円を超える支払いの場合でも10万円以下なら1枚のnanacoで支払いができる
- クレジットカードでチャージしようとしても利用開始の事前登録が必要であり、すぐにチャージができない
- 最低チャージ金額が5,000円以上のため、普段nanacoを利用しない場合には残高の用途に困る
- 1日1回しかチャージができない
- 新規で登録できるクレジットカードがセブンカードシリーズのみで、セブンカード・プラスの還元率が0.5%と低い(セブンカードはポイント付与対象外)
nanacoアプリからチャージする場合
nanacoアプリからクレジットチャージする場合は、クレジットカードとApplePayの両方からチャージが可能です。
クレジットカードからチャージする場合は、nanaco会員メニューからチャージする場合とほとんど変わりませんが、1回あたりのチャージ可能金額が少し異なります。
nanaco会員メニューからチャージする場合は、1回あたりのチャージ最低金額が5,000円ですが、nanacoアプリからだと最低金額が1,000円となっています。
「セブンカード・プラス」のJCBブランドを持っている場合は、クレジットカードを事前登録してチャージしなくてもApplePayでチャージすればすぐにチャージすることができます。
センター預かりに入れたい場合は、会員メニューからクレジットカードでチャージする必要があります(センター預かりに入れることで10万円まで1枚のカードにチャージすることができます)。
2020年3月11日以前に登録したクレジットカードについては、セブンカードシリーズ以外のクレジットカードでもnanaco会員メニューからだと継続してnanacoへチャージすることができます。
しかし、nanacoアプリにカードを取り込むとクレジットチャージの設定がリセットされるため、再度設定が必要になります。
再度設定する際は、セブンカードシリーズ以外は登録せきませんので注意が必要です。
セブンカードシリーズ以外のクレジットカードを登録している場合は、追加で新規にnanacoを作成することをおすすめします。
還元率の高いクレジットカードからチャージができるnanacoは貴重ですからね…
nanacoアプリから作成する場合は、無料で作成することができます。
また、nanacoアプリにお客様情報の登録をしていれば、新規発行即時に「セブンカード・プラス」でチャージの事前登録が可能となります。
ApplePayだとすぐにチャージが可能です。
Q iPhoneでセブンカード・プラスでチャージする為の事前登録はいつからできますか?
A 回答
【nanacoアプリで新規発行した場合 】
nanacoアプリで新規発行時にお客様情報の登録をしていれば、新規発行後即時、セブンカード・プラスでチャージの事前登録が可能です。【ウォレットアプリでnanacoカードを取り込んだ場合】
元のnanacoカードにお客様情報が正しく登録されていれば、カード取り込み後即時、セブンカード・プラスでチャージの事前登録が可能です。
お客様情報が正しく登録されていなかった場合は、お客様情報の登録・修正をした4日後以降に事前登録が可能です。【nanacoモバイル for Andoroidoから機種変更した場合】
元のnanacoモバイル for Andoroidoにお客様情報が正しく登録されていれば、機種変更後即時、セブンカード・プラスでチャージの事前登録が可能です。
お客様情報が正しく登録されていなかった場合は、お客様情報の登録・修正をした4日後以降に事前登録が可能です。元のnanacoモバイル for Andoroidoでセブンカード・プラスでチャージ(nanacoクレジットチャージ)を利用されていて機種変更を行った場合、nanacoクレジットチャージの設定は引き継がれます。
出典:電子マネー nanaco【公式サイト】
機種変更を行った翌日5:00からご利用いただけます。
ApplePayからチャージする場合は、ウォレットアプリに設定したVISA以外のクレジットカード(JCB、Mastercard、AMEX)からチャージすることができます。
下記の記事内にnanacoへのチャージでポイントが貯まるおすすめのクレジットカードをご紹介しています。
クレジットカードからのチャージでは、セブンカードシリーズ以外の新規登録はできませんが、ApplePayからだとチャージが可能となります。
そのため、実質クレジットカードでチャージしたことと同じになります。
ポイントが付与される還元率の高いクレジットカードでnanacoにチャージした場合は「セブンカード・プラス」よりお得になります。
nanacoアプリからチャージする場合の制限は次のとおりです。
- チャージ上限額:50,000円
⇒注意会員メニュー以外のクレジットチャージはセンター預かりではなく、残高に直接反映されるため、50,000円以上入金することはできません。 - 1回あたりのチャージ可能額:1,000円以上1,000円単位で30,000円まで
⇒クレジットカードとApplePayどちらからでも変わりません。 - 金額の利用制限:1日3万円、1か月20万円まで
⇒どの方法でも変わりません。 - 回数の利用制限:クレジットカードは1日1回、1か月10回まで
ApplePayは1日4回、1か月25回まで
⇒クレジットカードとApplePayで異なります。 - 利用開始:クレジットカードは事前登録完了後の24時間経過後
ApplePayは即時
⇒クレジットカードとApplePayで異なります。
こちらでも長々と説明してきましたが、まとめると以下のとおりです。
- 5万円を超える支払いの場合はnanacoが複数枚必要となる
- nanacoアプリからはクレジットカードとApplePayの両方でチャージができる
- 還元率の高いクレジットカードでチャージしたい場合はApplePayからチャージする
- 回数制限と利用開始がクレジットカードとApplePayで異なる
nanacoで5万円を超える税金や公共料金を支払う方法を下記の記事でご紹介しています。
ウォレットアプリからチャージする場合
ウォレットアプリからクレジットチャージする場合は、ApplePayでのチャージのみ可能です。
nanacoアプリからApplePayでチャージする場合とほとんど変わりませんが、1回あたりのチャージ可能金額が少し異なります。
nanacoアプリからApplePayでチャージする場合は、1回あたりのチャージ金額が1,000円以上1,000円単位でしたが、ウォレットアプリからだと1,000円以上1円単位となっています。
そのため、支払い金額と同じ金額をチャージできるので残高の用途に困りません。
ウォレットアプリからチャージする場合の制限は次のとおりです。
- チャージ上限額:50,000円
⇒注意ApplePayからのチャージは、残高に直接反映されるため、50,000円以上入金することはできません。 - 1回あたりのチャージ可能額:1,000円以上1円単位で30,000円まで
⇒参考AppleWatchでのチャージは、1,000円以上100円単位で30,000円までとなっています。 - 金額の利用制限:1日3万円、1か月20万円まで
⇒どの方法でも変わりません。 - 回数の利用制限:1日4回、1か月25回まで
- 利用開始:即時
まとめると以下のとおりです。
- 5万円を超える支払いの場合はnanacoが複数枚必要となる
- 1,000円以上1円単位でチャージができるので、支払う金額のみチャージすればいいので残高の用途に困らない
- 還元率の高いクレジットカードでチャージができる
ウォレットアプリからのチャージがおすすめです。
ウォレットアプリからnanacoを新規で発行する方法は、下記の記事内でご紹介しています。
通常、nanacoカードを新規発行する場合、300円(税込)の発行手数料が発生しますが、iPhone上だと、発行手数料が無料となります。
おまけ(1枚のnanacoで5万円超え10万円以下の金額をチャージしたい場合)
nanacoアプリ(ウォレットアプリでも可)と会員メニューの両方からチャージします。
2020年3月11日以前に還元率の高いクレジットカードを登録している場合はそのまま会員メニューからチャージしてください。
どうしてもnanacoの枚数を増やしたくない方は、5万円まではApplePayで、それ以上は会員メニューから「セブンカード・プラス」でチャージしましょう。
先ずはApplePay(nanacoアプリまたはウォレットアプリから)で5万円チャージします。
その後、nanaco会員メニューからチャージすることでセンター預かりに入金できます。
特にこだわりがない方は、nanacoをもう1枚新規で発行して2枚ともApplePayでチャージすることをおすすめします。
まとめ
現金チャージと比べて多少の手間がありますが、一度登録さえしてしまえば簡単にチャージすることができます。
機種変更や新規にnanacoを発行して即時に使用したい場合はApplePayでのチャージがおすすめです。
また、ウォレットアプリからだと1,000円以上1円単位からチャージができるため、普段nanacoを利用せず税金のみの支払いに使う場合でも必要な分だけチャージができるため、ウォレットアプリからのチャージがおすすめです。
チャージ方法によっては入会後すぐに使えない場合や最低チャージ額、チャージ回数といった制限がありますのでご注意ください。
「もっと良い方法がある」や「間違っている箇所がある」、また「分からないことがある」などの場合はコメントいただけると幸いです。
以上となります。参考になれば嬉しいです。